転勤妻のtenです。
手間ひまかけないインデックス投資を勧めている当ブログですが、インデックス投資を勧めたにも関わらず個別株に魅了される友人知人も多いです。

『配当金』に釣られる様子です。
JALもリーマンショックで一度破綻して今は再上場してるけど100%減資で既存株主の株券は紙くずになった。どうしようもない腐敗した会社だったので既存株主が責任を取った形になった。国に必要な会社だから最終的には政府が面倒が見るけど株主が救われるかは別だし責任を取らされるケースもあるね。
— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) March 19, 2020
どんな会社も倒産する可能性があります。
- 潰れないだろう
- 盛り返すだろう
そう願い個別株投資をスタートさせるだろうと思いますが、イザという時の手仕舞い方はなかなかに難しいです。
損切りして損を確定させるのはなかなかメンタルにこたえるので、普通の人は値下がっていく株をひたすら保有し続けることになりがちです。

投資用語で『塩漬け株』といいます。
配当金があるメリット・デメリット
当たり前ですが、不労所得として配当金が得られるのは嬉しいです。
なぜリーマンショックの時10%を超えるスゴい配当利回りで超割安だったのに買わなかったのですか?意味が分からないです。ええ、ええ、私も分からないです。
— ハル@SPYD6,001株 (@haru_tachibana8) March 17, 2020
『配当金で何をするか』が重要です。
- 配当金を使う
- 配当金を再投資する
複利で増やすには『2.再投資する』になります。
これ、再投資するならば、配当が出ていない方が得なんです。
配当金再投資
日本では売買や配当金に20.315%の税金がかかります。

NISA口座では税金がかかりません。

計算上面倒なので20%にしておきます。

A社から配当金1万円で税金引かれて8,000円ゲット!
この8,000円でA社株を買い増しするぞ!
どのみち同じ会社の株を買うならば、株主が都度都度20%の税金を払うよりも『税金支払いを先送りしたい』って思いませんか?
投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェット氏が経営しているバークシャー・ハサウェイという投資会社があります。

議決権ありのBRK-A
議決権なしのBRK-B
2種類あります。
バークシャー・ハサウェイ社は『配当金として還元するよりも株価を上げることで株主に益をもたらそう』との考えで無配当となっています。
利益を配当として出さず、投資会社であるバークシャー・ハサウェイ社が肥えることで株価が上がっていっています。
バフェットが1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年現在までの約50年間に、S&P 500の上昇率が約14,000%(140倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約200万%(20000倍)という驚愕の上昇だったそうです。複利計算で毎年約21%のリターンを40年以上に亘って出し続けたとのこと。素晴らしいの一言です。

ちなみにBRK-A株は1株3,000万円くらいします。
- 得られた配当金を再投資する手間
- 金額によっては配当金を蓄える時間ロス
これらを避けるため、無配当株というものがあります。
もちろん株式は値動きのある金融商品なので「無配当で損した」なんてこともあります。
配当金の税金を負担するのは株主なので、企業としては配当金は出しても出さなくても税負担はないんです。
「いつかどこかで株→現金としたいけれど、今じゃない」なんて場合には税金支払いの先送りは複利での運用となります。

確定申告まで税金を払わないので【特定口座・源泉徴収なし】の口座も複利の力が強いです。
配当金再投資で他社の株を買いたい

A社から配当金1万円で税金引かれて8,000円ゲット!
この8,000円でB社株を買うぞ!
異なる会社の株を買うならば配当金は嬉しいところです。
- 得られた配当金を再投資する手間
- 金額によっては配当金を蓄える時間ロス
この2点はどうしても発生してしまいます。
アメリカ株は1株から売買できますが、日本株は100株単位での売買なので100株分の金額となるまで資金待機させておく時間ロスが発生します。

2021年辺りから日本株も1株単位での売買ができるようになるそうです!
2020年現在1株単位で売買できる証券会社でオススメできるのはSBIネオモバイル証券です。手数料が安いです。

高配当株の人気は高い
配当金の税金を負担するのは株主なので、企業としては配当金は出しても出さなくても税負担はないんです。

配当金たくさん出してる方が大衆受けするから出すわ。
税金、会社が負担するわけじゃないし。
- 花王
- JT
- みずほフィナンシャルグループ
- などなど
3%以上が高配当株と呼ばれています。コロナショックにより、株価が下がり5%の会社も増えました。
JTなんかは高配当ですが、長期的にみて株価はどうなっていますか?
- 配当金が年100万円あります。
- 配当金で生活しています。
高配当株は耳ざわりがよく、分かりやすいので人気です。

僕は3%もらえたら満足。
後は代々子孫に引き継ぐよ!
これぐらいの気持ちで運用している方には高配当株は良いと思います。
高配当株投資も「買ったら後はほったらかし」とはいかないので多少のメンテナンスは必要です。

完全放置できるのはインデックス投資だけです。勝手にリバランスして銘柄組み替えてくれますので。

個別株取引すれば、インデックスより良い成績出せると考えてる人がけっこういるみたいだけど、プロも含めた個別株取引してる人たちの平均がインデックス。
しかも、その分布はおそらく正規分布じゃないんで、一部の凄腕が大きく勝ってて、半分以上、おそらく7~8割が平均に負けてる。— セミリタイア九条 (@kuzyofire) May 11, 2020
毎月数十万円の配当金ならまだしも、数千円では心の支えには正直一切ならない。「配当金は心の支え」を拠り所に盲信している人は今一度自問してみるのもありです。3000万円×税引後配当利回り4%=年間120万円、月10万円くらいから恩恵を感じるのかも
— 神楽(旧:女帝ハンコック ) (@invest_hancock) May 22, 2020
高配当投資を否定してる訳では無いですよ。「年間配当○百万円」を夢見る投資家は年間配当ではなく総資産の方を夢見るべきだと思ってるだけです。年間配当240万円(月額20万)欲しいなら総資産5000万円貯めた後で配当6%貰えば?というだけの話。総資産を目標にせず配当を目標にするからおかしな話になる
— 全力米国株 (@komcdspxl) May 20, 2020
正直なところ、最後のTwitterのように『年間240万円』欲しいならば資産5,000万円を運用しつつ取り崩していけば30年くらいは資産が枯渇しないはずです。
『定額取り崩し』や『定率取り崩し』といった出口戦略が選べる投資信託は便利だと思います。

SPYDってのは配当もいっぱいでて株価も右肩あがりっていう、セミリタイア目指すマンにとって割と夢のあるETFだったんやね。買いたくなる気持ち分かる。
でもやっぱりそれなら、投信定率解約設定の方が諸々コスト低いんちゃうかな。
— shunpon (@shunpon_ff14) June 10, 2020
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