転勤妻のtenです。
2019年12月現在もアメリカ株は史上最高値を更新しつつあり、日経平均も連れ立って上がっています。

このままでは上昇の波に乗り遅れる!
とばかりにポジションをどんどん増やす方も多いですが、ご注意ください。景気には波があります。
必ずどこかで下がります。
相場の格言に「もうはまだなり まだはもうなり」というものがあります。

まだ上がる!
なんて時はもう天井で以降は値下がりしていくだけだったりします。
日経平均の史上最高値はバブル期(1990年頃)の35,000円超です。2019年現在、25,000円に達していません。
どこで入るか
投資で儲けるために大切なことは2つです。
- いつ買うか
- 何を買うか

何を買えば!?
『何を買うか』というのは本当に難しいです。そのため、当ブログでは低コストで市場平均を狙うインデックス投資をすすめています。
『万人に再現性が高い』と考えているからです。

特につみたてNISAがオススメです。

よーし、投資信託買いまくりやー!
買って買って買うぞー!
ちょっと待て!!
2009年にリーマンショックが起こり株価はだだ下がりました。景気の波は10~20年程度であることが多いので2019年現在、そろそろ次の大暴落が来るんじゃないのかと投資家界隈では囁かれています。←Twitter情報
そのため、投資ブロガー達は株や投資信託といった値動きのあるリスク資産の一部を現金化して現金比率を高めている様子です。

暴落時の大底で買ったほうが、以降は上がるだけですからね。
リーマンショック時に潰れない会社の株を買いまくった人が大金持ちになっています。当時はトヨタもマクドナルドも株価を大きく下げました。
「他人と同じことをしててもお金持ちにはなれない」とも言われています。
ともあれ、インデックス投資であっても、時間分散はすべきです。
いつ暴落が来るかは誰にも分かりませんが、2019年現在高値圏にあることは間違いないからです。

毎月がんばれば3万円捻出できます!
今現在捻出できる金額の半分~1/3くらいの投資額が良いと思います。
現金比率が高いと大不況が来た時にリストラの目に合っても底値で保有資産を手放すことなく生活を耐えることができますし、株や投資信託を買い向かうことも可能だからです。

底値で売るのが1番ダメ!
「損切りは早く」と言われています。不況下で現金化するなら早いうちです。
誰しも底値で売りたくないので、「ここから回復するかも。お願い!」なんて願いますがたいていガンガン値下がりします。

もう底だろう。
なんて思ってもまだまだ下がり途中だったりします。
もうはまだなり まだはもうなり
大不況時にすること
大不況に対する心構えは3点です。
- 職を失わず定期収入を得続ける
- 投資信託をコツコツ買い続ける
- 余裕資金があれば買い付け額を増やす

インデックス投資ならば市場平均に連動します。保有し続けていれば景気の波に乗って価格が戻ります。
リーマンショック時の日経平均は8,000円程度でしたが、2019年現在24,000円となっています。

日経225にピッタリ連動する投資信託を当時買って保有し続けていれば10年で3倍になっています。
個人的にはバブル期の株価を超えていない超える予定もない日本株インデックスよりも全世界インデックスか先進国インデックス、アメリカ株インデックスをすすめます。
暴落を待てない
景気の波は10~20年程度であることが多いですが、「このまま不況が10年来なかった」なんて可能性もあります。
そのため、今現在高値圏だとは思いますが、捻出できる金額の半分~1/3くらいの投資額での運用をすすめます。残りは不況時用に取っておきます!
年齢%が適正現金比率なんて言われています。

そんな10年後なんて待てないんだけど。
年齢的に暴落を待てないなんて場合もあるかと思います。投資においては時間というものはすごく重要なので、残念ですが高齢な場合はほどほどの金額での運用を心がけてください。
「退職金を全額投資につぎ込んで半分になった!」なんて失敗談は巷にありふれた話しです。

どこで出るか
投資においては出口戦略というものも重要です。
いつかどこかで現金化して使うからです。

いつまで保有するかって?
永遠にだ。
投資の神さまと呼ばれているウォーレン・バフェット氏はバークシャーハサウェイという投資会社を経営しています。
複利で増やせるので年数をかけて保有し続ければそれだけよく増えます。

会社寿命ならば10年先20年先100年先を見据えられますが、1個人ではそうはいきません。
景気の波が10~20年程度であることを考えると、50歳を超えたら警戒が必要だと考えています。
適正現金比率は年齢%の話しからも50代では50%以上の現金比率が望ましいです。

そもそも健康寿命(男女共に75歳くらい)的にも、増やすより使うことを楽しんで欲しいです。
平均寿命と健康寿命
健康寿命は健康に過ごせる期間のことです。
健康寿命⇔平均寿命の期間は老化によりどんどん体を悪くしていき、最終的に寝たきりになりかねません。
健康寿命を満喫しつつ、平均寿命や遺伝的にみる寿命予想を考えながら資産の取り崩しを行っていくことになります。
取り崩しを行っていく場合、何年間資金がもつか計算できる『逃げ切り計算機』というものがあります。
「今ある資産で何歳まで生活できるか」を計算できます。
金利を任意の値に設定できるので、『現預金100%で逃げ切れる?』『現預金△円と投資信託□円だとどう?』なんてのが計算できます。
下記リンクが逃げ切り計算機1です。
リンク内にある逃げ切り計算機2では教育費や退職金といった、より詳細設定ができます。
楽天証券の投資信託の定期売却サービス
投資信託の定期買い付けサービスは以前からありました。
- 毎日買う
- 毎月買う
※投資信託は100円以上1円単位で購入できます。
2019年12月から楽天証券で新サービスがはじまりました。
投資信託の定期売却です!
楽天証券 投資信託定期売却サービス
受取方法
以下の3通りの受取方法が選べます。
①金額指定 1,000円以上1円単位
毎月一定額を売却し受取ります。例)毎月15日に1万円ずつ受取ると指定した場合、指定した投資信託の評価額が1万円以下になるまで毎月自動的に売却し15日※に受取ります。
②定率指定 0.1%以上0.1%単位
指定している投資信託を、あらかじめ指定した率に相当する口数を毎月売却し受取ります。例)毎月15日に1%ずつ受取ると指定した場合、売却注文日の投資信託の保有口数の1%に相当する口数を自動的に売却し15日※に受取ります。受取額は変動します。
③期間指定 最終受取年月を指定
最終受取年月を指定し、指定投資信託の保有口数を、当該年月までの売却回数で等分した口数を定期的に売却し受取ります。受取額は変動します。下記例では、追加投資、一部解約、再投資等は考慮していません。例)2050年12月まで毎月15日に受け取ると指定した場合、指定した投資信託の口数を360回(2020年1月設定の場合)で割った口数を自動的に売却し15日※に受取ります。受取額は変動します。
楽天証券ホームページより抜粋
期間指定 最終受取年月を指定
③の『期間指定 最終受取年月を指定』が良いと考えています。

多分100歳までは生きないから後30年かなー。(360回受け取り)
90歳でポックリいったら残金は遺産として分けてくれたらいいし。
どうでしょう。
悪くないサービスだと思います。
心配な点は『リスク資産(投資信託)での運用』なので資産額に増減があることです。
50歳を過ぎたら増減幅が比較的穏やかなバランス型の投資信託に移行していくことで、資産減のリスクが抑えられると考えています。
年金ってだいたいこれぐらい
20~60歳まで年金に加入するとだいたいこれぐらい老齢年金がもらえるそうです。
- 1号被保険者(国民年金):約7万円
- 2号被保険者(厚生年金):約15万円
- 3号被保険者(扶養家族):約7万円
最低加入期間が25年から10年と短縮されたので、10年ピッタリの加入期間でも老齢年金はもらえます。もちろん金額も少なくなります。
ten家のような扶養内の配偶者がいる場合の老齢年金は夫婦で月額22万円程度です。
- 厚生年金夫婦:年金月額30万円
- 扶養内の夫婦:年金月額22万円
- 国民年金夫婦:年金月額14万円
(特に老後に)子ども世代や親兄弟姉妹に金銭的な迷惑をかけたくないと願う家庭は多いと思います。

老後資金は夫婦2人で2,000万円貯めてください。
金融庁による2,000万円問題なんてのもありました。
2,000万円の投資信託を月10万円ずつ取り崩しながら運用していくと20年くらいはもつはずです。
※その時の景気の動向次第で取り崩し可能期間は長短します。
ちなみに、『住民税非課税世帯』だと国民健康保険料等が安くなるそうです。
取り崩す額を少額にしておくと税負担を減らすことができます。
ともあれ、年金+月10万円あれば老後の経済的不安はほぼなくなるでしょうし、2,000万円よりも大きな資産があれば取り崩し期間も長くなるのでアーリーリタイアできるかもしれません。
『月10万円の取り崩し+月5万円の労働』なんて生活も選べる時代になりました。
完全リタイアなら高配当日本個別株がいいみたい
老後に向けて投資信託をコツコツ増やしていますが、日本個別株だと『配当所得控除』が使えるので投資信託の解約よりも税制上有利だそうです。

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