転勤妻のtenです。
2013年から個別株投資の経験があります。最初の5年くらいは【損切り】ができませんでしたが、【損出し】知識を得てからは含み損の銘柄を手放すことが容易になりました。

損切りに対して気持ち的に楽になった!
損失確定することはなかなかメンタルに応えますが、損を確定できて『投資家』として1つ上のレベルになったかなと思います。

買った個別株は全て買った瞬間から含み益しか経験ないよぉ~!
こんな人はいません。
いないと信じたい・・・。
【損切り】と【損出し】の違い
『利益確定』の逆です。
どちらも『損』を確定させます。
違いは『同じ銘柄を買い直す』かどうかになります。また、【損出し】の方が税金還付を意識したものになります。
損出し
- 含み損のある銘柄を売ります。
- 翌日以降で同じ銘柄を同じ株数買います。
これが【損出し】です。

ナンピンとは違うの?
ナンピン
ナンピンは買い下がることで、安値買いすることで株数を増やしつつ取得単価を下げます。
- 500円で100株買った
- 400円で100株買った(ナンピンした)
これがナンピンです。
totalで9万円で200株保有となります。平均取得単価は1株450円となります。
『450円で200株買った』ことと同じです。
損出しすると
【損出し】するとこうなります。
- 500円で100株買った
- 400円で100株売った
- 翌日400円で100株買った
『1万円損したが、400円で100株買った』状態になります。

1万円損してるやん・・・。
この1万円の損をワザと作ることが【損出し】です。
最終的に『400円で100株買った』を作り出すことが目的です。ナンピンするよりも取得単価を下げられます。
損出しするといい人
【損出し】は配当金や分配金で利益がある人に向く手法です。
【実現損益】で譲渡益税を確認します。
配当・分配金合計が142,283円あります。142,283円から26,795円が税金として取られます。
ここに【損出し】で118,079円ぶつけます。
-118,079円+142,283円=24,204円
今年の利益は24,204円なので24,204円に対する税金は2,891円となります。

特定口座なので税金は配当金と共に引いちゃってるので払い過ぎの23,904円は年明けに返すね!
【損出し】は税金を取り返すことができます。
- 500円で100株買った
- 400円で100株買った(ナンピンした)
『450円で200株保有。評価額は400円×200株=8万円で含み損が1万円。配当金への税金は26,795円』
- 500円で100株買った
- 400円で100株売った
- 翌日400円で100株買った
『400円で100株保有。評価額は400円×100株=4万円で含み損も益も0。配当金への税金はちょっと下がる。』
どちらがいいですか?
損出しが多い時期
年間の配当・分配金総額が確定する12月頃から損出しする人が多いです。
損出しで考えること
「株価500円から株価400円になった株を保有し続けたいか?」
これを考えないといけません。
- 悪くない銘柄なんだ!
- 必ず株価は回復するから!
そう思えるならば取得単価を下げて保有し続けることはメリットがあります。
私はそうは思えない銘柄は損切りしています。
118,079円ぶつけたのは損切りでした。買い戻してはいません。
2013年から個別株投資を始めました。個別株投資はインデックス投資では得られないほどの利益があります。(同じだけの%でマイナスになる可能性もあります。)
個別株投資を行うならば【損出し】の知識はもっておきたいと思います。

損出しで税金取り戻してるけど、結局税金は払ってるからやっぱり『無配』の株が税金払わない分得なんじゃ・・・。
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